恐縮です

数日前にロンドンの日本総領事館から「日本の運転免許証返還」についての文書が届きました。
私は6月にこちら英国の運転免許証を申請したのですが、その免許証自体は7月には出来上がって私の手元に届いていました。ただ申請時に提出した日本の免許証だけは、パスポートや新しい免許証と一緒に自宅に届くことなく、だいぶ経ってから、なぜか総領事館の方に返されるのです。
つまり、文書は「日本の運転免許証が戻って来たので取りに来るように」というお知らせだった訳です。


さて…近々ロンドンに出向く用事なんてあったかいな…無いな…じゃ郵送を頼むか…なになに「料金支払済の Special Delivery 用の封筒を送れ」と…んー郵便局行かなきゃなぁ…
などと思っていたところ、偶然にも日本大使館のサイトで「11月12日(土)カンタベリーにて一日領事館開催」という告知を目にしました。
こりゃまた Good timing!
メインの業務は在留届の届出や在外選挙の登録のようでしたが「その他の業務についてはお問合せ下さい」とあったので、早速電話。音声ガイダンスに従って進むも、最後には「只今混み合っておりますのでお掛け直し下さい」というアナウンスで終わる…ありがちだヮ。


という訳で、次は FAX 作戦。これはスムーズにいきました。送信して2時間後にはメールで返事が来ました。翌日には留守電にメッセージまで入っていました。
内容は「当日運転免許証を受け取れるように準備してくれる」というものだったのですが、何より「どうぞ会場まで気を付けてお越し下さい」というメッセージのシメに何だか感動してしまいました。
こんな日本的なサービス、すっかり忘れていたよ…
メールや FAX で問い合わせたって返答が返って来た試しがなく、電話すれば保留音の Vivaldi の四季を3年分ほど聞かされた挙げ句「それはここのセクションの担当ではないので掛け直せ」と切られる、何だか我慢大会のような最近のイギリスのサービスとは雲泥の差だと感じました。


さて、当日。私の運転免許証の返還は、パスポートを見せ、受取りのサインをし…と、ものの2分ほどで終了。
「じゃありがとうございました」と去ろうとした時、在外選挙登録を「簡単に済みますので是非」と勧められ「何か『ポテトもいかがですか』作戦みたいだな」と思いつつも、断る理由も無いので登録。


全て済んで帰る時に、やはりもう一度「どうぞ気を付けてお帰り下さい」と言われてしまい、恐縮しまくる私でした。だって、会場は私の家から徒歩10〜15分ほど。本当は「皆さんこそ気を付けてロンドンまでお戻り下さい」とでも言いたかったが、恐縮が私をテレさせました。慣れてないのよ…
領事館の方、お世話になりました。