まともなラーメンが食べたい!

この日、私は仕事じゃなかったんですが、夜、相方の単発の特別講義があったので、そのヘルプ。
Friends of Italian at Kent とかいう、地元の、イタリアに縁のある人達のグループからの依頼で、(彼等の集会で)ミラノについての講義。
お題は何でもよかったようですが、1年ほど前、あるバジェット・エアラインの機内誌にミラノについての記事を書いたことから、「もうちょっと(内容を)膨らませて講義にしちゃえ!」となった模様です。
PowerPoint を使いたいというので、本番数日前には相方の秘書と化し、その作成を手伝い…何だか、OL 時代に戻った感じでした。
当日も講義の行われる部屋へ早目に入り、ちょとだけリハーサル…したところ、見せるはずの映像が入っている DVD が、傷でもついたのか、エラーでプレーヤーに拒否されまくり!
幸い、TV 番組の一部を録画したものだったので、「もしや」と思って YouTube を検索したら、同じものがあり、九死に一生を得ました。それにしても、YouTube って何でもあるんだなー。感謝。助かったぜ!
そんなこんなで、予定を大幅に延長して(=リハ不足)行われたミラノの講義。私は助っ人として、PC だの AV (audio-visual) 機器だのを操作していただけなんですが、聴衆のほとんどが高齢者だったせいか、すごく感心されてしまった。ラッキー!


この講義のおかげで、ここ数日は準備に振り回され、毎晩 take-away ディナー。講義が終わった直後も、夕食を買い物して料理して食べる気力も時間ももちろん無いので、Wagamama へ(ラーメンが食べたかったから)。
行ったら、閉店5分前。躊躇しつつ(←我々)も、入れてくれた(←店)ので席に着く。
ラストオーダーだと言われ、ギョーザとみそラーメンを即行注文。
他に客もいなかったので、すぐに出来上がり、テーブルに届く。 Wagamama のラーメンなんて、所詮日本人にはなんちゃってなので、もちろん大して期待などしていない。
でもね、ショッパイのよ。みそラーメンが。おそろしく。
相方は「こんなの食べらたら塩分採り過ぎで死んじゃう」と言って、ウェイターを呼ぶ。
結局はマネージャーみたいな人が出て来て「通常だったら、作り直すか代わりの物を作るが、もうキッチンを閉めてしまったのでそれが出来ない」と。
で、私が「じゃ、スープにお湯でも足してくれればマシになるかも」と言ったら、「ちょっと何とかやってみます」とマネージャー。
数分後、どんぶりが戻って来て、食べてみるが、相変わらず塩辛い。味噌や醤油というより、塩の味だ。しかも今回はコリアンダーの風味までする。一体何を加えたの?コリアンダーも好きだけど、これでは、私の食べたかったみそラーメンではないのよ。
相方は再び「ダメだ、やっぱり食べられない」と箸を置いてしまった。
またマネージャーが来て「どうですか?チキンストックの代わりにベジタブルストックにしてみたんですけど」と…。
あーだからコリアンダー風味なんだ。でもさぁ、チキンだろうとベジタブルだろうとスープストックなんだから、塩辛さは似たようなもんだっつーの。何で(私が言った通り)お湯足してくれないのよ。アホかお前は!
…とか、いろいろ思いが巡りましたが、(空腹のため)喧嘩を売る気力も体力も無かったので、サイレント。
「悪いけどコレ、健康上の理由から食べられない」とラーメンを突っ返してしまった相方。私には「食べられるなら食べ続けていいよ」と言うが、閉店時間を大幅に過ぎた店で、一人で不味いもの我慢して食べ続けるのもバカバカしいので、私も返してしまった。
そうしたら、「代金はいらない」と言われた。日本だったら当たり前だけど、イギリスじゃ苦情を言う人もほとんどいないので、ちょっと驚き。ギョーザは食べちゃったけど、せっかく(&面倒)なので、そうさせてもらって、とっとと店を出た。
ま、マネージャーはアホだけど、誠意のある対応だったと思うので、文句をいう必要はないけど…。あちこちに支店のある Wagamama 、本部はレシピというかマニュアルをチェックした方がいいぞー。
あれはホントに食えん。
こっちの人は知らないし、味オンチだから、「日本食ってソルティーなのねー」で終わっちゃうんだろうけど。
それにしても、殺人的な塩辛さでした。
たぶんもう行かない…かな、どうだろう?