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この日、イギリスは Bank Holiday で休日。
この後は、今年はもうクリスマスまで平日(月曜日)の休日はありません。


相方の同僚が癌で亡くなったという知らせが来た。
まだ53歳だったそう。
私が相方と付き合い始めて間もない頃から知っている人。
私は彼にとって、特に近い存在ではなかったけれど、それでもショック。
なぜなら、相方と彼は最も信頼し合っていた同僚同士だったから。


今年の新年に、彼から相方へ(メールではなく手書きの)手紙が届いていた。
内容は;
自分は病気で、これから暫くの間、治療に専念するために長期で休むので、一時的に仕事を皆で分担して引き継いで欲しい。妙な心配はされたくないので、病名は聞くな。聞かれても教えないから。
ということだった。


今思えば、メッセージのトーンから誰でも「病気って癌とかなのかな」っていうのは察しがつくんだろうけど、誰もそれを認めたくなかったから口にしなかった。
彼はイタリアの特にナポリのマフィア研究の専門家なので、「本当は病気じゃなくてマフィア絡みで身を隠す必要があるんじゃないか」なんていう憶測も信じたかった。


彼(イギリス人)はパートナーの実家があるミラノの病院で亡くなったらしいが、遺言によると、火葬後に遺灰はカプリ島に散骨(灰だけどね)して欲しかったそうで、9月の中旬に彼女(パートナー)の手によって行われるとか。
ショックながらもそれを聞いた時、私と相方は思わず
「あらら、最期まで“かっこつけー(heroic)”だね」
と笑ってしまった。


冥福を祈る。