Summer Holiday ’06 Part II

私と相方は大学で教える仕事をしているので、収入は少ないが休みは長いのです。でも翌週に新学期を控え、そろそろ社会復帰態勢に入らなければ…という時、突然相方が「大学の新学期が始まる前にダメ押しで小旅行に行きたい」と言い出し、全て前日手配の末、行って来ました。…9月20日から22日まで、2泊3日フランス・ブルゴーニュの旅。


早朝 Canterbury を出発し、Dover からフェリーでフランス(Boulogne)へ。そこからは、ただひたすら高速をドライブ(相方が)。結構、短い期間での強行スケジュールだったので、行程のほとんどは車の中だったような気が…


1日目の夜は chateaux に泊まるというので相当期待(どちらかというと palace をイメージ)してしまったのですが、要は田舎の古過ぎる(14世紀の)城で家族経営の民宿って感じ。コウモリがいるような、そんな所。しまいには、私達の部屋の上の煙突に巣を作っていたらしいスズメバチが、ナント私達の部屋の天井の壁を破って出てきてしまい、他の部屋に避難するというハプニング。驚いたのは、宿の人が普通の殺虫剤1本で30匹くらい退治したこと。これだけだと、ひどい目に遭ったという印象だけかもしれませんが、宿の人達や他の宿泊客達が非常に気をつかってくれたので、怒りの気持ちはありません。それにしても、不思議な一夜でした。


あとは、小さな田舎の村にいくつか立ち寄りました。相方が子供の頃、ひと夏過ごしたことがある思い出の地だそうで、しみじみしてました。見た目、自動車と衛星テレビのアンテナ以外は、ほとんど数十年前と変わっていないとか。


私にとっては wine & dine 今回は場所も場所だし「食い倒れの旅」を予定していたのですが、やはり胃袋というか食事の回数には限度があるので、このような短期の旅程では、なかなか難しいものがありました。今回の旅でいちばん美味しかったもの…いわゆる高速道路のサービス・エリアで食べた、タルタル・ステーキとチョコレート・ケーキ…これは、フランスの食のレベルの高さを意味するのか、それとも私達の味覚の衰えを意味するのか…?