巴里

14日から18日までパリに行って来ました。


カンタベリーから)比較的近いので、いつでも行けるような気がして…実はあまり行ったことがなかったりする。私にとっては3回目のパリ。こっちで生活するようになって2度目。そして5年振り。
どんだけ近いかというと、カンタベリーから20分ほど列車に乗り、アッシュフォードという所でユーロスターに乗り換え、そこから2時間弱でパリに着けます。なんとも物足りないくらいに簡単に行けてしまい、日本人の私にとっては(たぶんイギリス人にも)海外旅行に行くという感じに欠けるかも。


でも、ユーロスターの乗り場から1歩離れると、当たり前だけど、そこはフランス語オンリーの異国。
私はフランス語が出来ない。大学生の時に第2外国語の授業で仏語を選択して、成績もまあまあ悪くはなかったけど、なんせそれっきり。当時学んだことは、ほとんど全て忘れてしまっている。幸い、言葉の出来る相方と一緒だったのでよかった。


初めてのパリではなかったこともあり、観光名所は一応全て足を踏み入れたことがある…ということで、今回はのんびりモードのスケジュール。といいますか、あまりに寒くて(相方は風邪をひきました)必然的にあまり長時間外にいられない状況にありました。そう、雨や雪こそ降らなかったけど、寒かった。


今回私達が宿をとったのはモンマルトル。映画『Amélie』の舞台になったエリア。
こんな感じ↓


サクレ・クール寺院なんかもあり、観光客もたくさんいるけど、実はパリの下町で生活の匂いがする所でもあります。カフェやレストランに混じって、食料品店や八百屋やパン屋やエキゾチックなお惣菜屋さんなどが結構あり、夕方や週末の朝にはパリジャン達で賑わってました。
夜は夜で、バーやカフェは深夜まで賑わい、特に今年1月からフランスでも屋内の公共の場での喫煙が禁止されたので、寒空の中、外のテーブルはスモーカー達で賑わってました。ムーラン・ルージュも近いので、付近をウロウロ…風俗店が多く、なんだか新宿歌舞伎町でも歩いているみたい。各店からマグネットのように客引きを引き寄せる相方。「私が横にいるのに…見えんのか?」と思いきや、「マダムはタダ!」と声が掛かる。当ったりまえだっちゅーの、なんで私がわざわざお金払ってストリップ見なきゃなんないのよ。もう。


さて、なぜモンマルトルに泊まることにしたかというと、相方の同僚のお薦めだったから。2つ星のホテルだからゴージャス感はないけど、とにかく「窓から見える景色がいい」からと。
で、こんな感じ↓


パリに着いた14日はバレンタインデーでしたが、3日後の17日は相方の誕生日でした。
パリには相方の妹が住んでいるので、3人で1日過ごしました。
ランチは彼女のお薦めの中華をサンジェルマンで。その後、彼女の提案でセーヌ川まで歩き、遊覧船に乗る。「なぜに遊覧船…」と思ったが、これが結構悪くない。ちょっとまだ寒かったけど。
それから、彼女のお家でシャンペンをいただき、ディナーはアール・デコなインテリアのシーフード・レストランへ。デザートを選んでいる時に、彼女がウエイターに何やらコソコソ耳打ちしていて「何かな(でもフランス語だから分からない)」と思っていたら、相方のデザートにキャンドルが刺さっていて、ウエイター何人かが歌を歌ってくれました(どっかのファミレスみたい)。


こんな感じで4泊5日の旅程はあっという間に終わり、「もっといたい」「いや、また来よう」と後ろ髪ひかれる思いでカンタベリーに戻って来たのでした。
翌日から仕事。そして今度は私が風邪をひきました。