Chilblain (霜焼け)

またまた更新せずにだいぶ経ってしまいました…。


大学院の課題のエッセイの締め切りが数日前にあり、例の如く、ギリギリに仕上げ、ギリギリに提出したのでございます。
提出(期限)日は講義が無い日だったので、エッセイ提出のためだけに(学割で)16ポンド以上、往復3時間以上かけてロンドンへ行く私に呆れる相方…だってしょーがないじゃん!私はそういう人間なんですもの。


さて、更新が滞っていた間、エッセイ以外にも思うところは多々あった訳ですが…まぁ今や全て過去のこと(=忘れてる)。
何はともあれ、すっごく寒いのです(特に年明け前後からの2週間ほど)。イギリスの冬も10回目くらいですが、過去にこんな寒かったことがあっただろうか…って感じです。
毎年「この冬一番の冷え込み」という時には最低気温が0℃以下になることもありますが、そんなのひと冬でほんの数日。でもこの冬は、そんな日が何日も続きました。いちばん冷え込んだ時は、最低気温は−10℃くらいだったとか。もちろん最高気温が0℃以下だった日もありました。
摂氏の温度が水が凍るのと沸騰するポイントを基準にしてるのは分かりますが、それ以上に気温が0℃有るか無いかで体の寒さの感じ方も違うような気がしましたよ。私は3月に極寒のロシアのサンクトペテルブルクなんぞへ行ったことがあるのですが、その時の方が、この冬のイギリスよりも“体感温度的には”マシだったような…。
おかげで、私のつま先はしもやけになってしまいました。結構重症かも…って感じです。
ピークな時は、足の指すべて腫れ上がり、靴どころか靴下もきつく感じました。January Sale で靴でも買いたいところだったけど、あんな銀杏の葉のような形になった私の足に合う靴なんて無さそう…いや、あっても欲しくない。
現在はしもやけ自体は落ち着いてきましたが、“霜焼け”とはよくいったもんで、治りかけの皮膚の表面は、何だか火傷を負った後みたいです。


寒いといえば、景気もだいぶ寒いですね。
不況自体は世界規模で影響が及んでいるようですが、イギリスはそれに加え、ここ数年来のバブルも崩壊して、もう目に見えて痛々しい状況です。
Woolworths, Whittard, Zavvi(元 Virgin Megastore)などが倒産し、カンタベリーから消えてしまいました(Zavvi はまだあったっけ?)。ピカデリー・サーカスに大きく店舗を構えていた Zavvi が既に閉店しているのを先日見掛けましたが、何か変な感じでした。
ウチは Whittard でコーヒーと紅茶を調達していたので、とっても不便。「経営縮小するだけで全店舗閉店する訳ではない」とは聞いているものの、ロンドンで2,3軒まわってみましたが、どこも閉店セール中(品薄で入荷予定なし)でした。
数日前のニュースで「(英経済は)この20年で最悪の状態」といっていたけど、翌日にはそれ(20年)が「30年」になってました。どれだけひどいかお分かりいただけるでしょうか…止まらん!


話変わって、1月23日は亡き母の誕生日でした。もしまだ元気だったら65歳…年金がもらえる年かな?
日本にいれば(プラス仕事がなければ)墓参りでもするところでしょうが(寒いけどね)、無理なので家で線香を焚いてみたりしました。
何か特別にしてみたいという思いはあれど、やはり存在していない者に何かしようとしても、所詮虚しいだけでした。
でもまぁ、覚えていて思い出したことに意義がある…ということにしておきます。


えぇー、お次は来月初めまでに卒論(ディサテーション)の概要を提出せよとのこと。またもや締め切りに追われる身となっているため、更新も再び滞りそうですが、どうかお許しを!